仲間づくり QRコードの奇跡を読んで①
QRコードの奇跡を読んでみた
キャッシュレス決済で、今や世界中で生活になくてはならないQRコード。
自動車部品会社のデンソーの子会社、デンソーウェーブが開発したということを知っている方、意外と少ない気がします。
私は、「ひょんなことからQRコードが運良く開発できた」というイメージを勝手に持っていましたが、
この本を読んで、開発までにたくさんの社員の泥臭い努力や挑戦があったと知りました。
特に、QRコードの前身、NDコードを開発した野村さんという方は、デンソーのスピリットを体現されている方でした。
開発の背景
NDコード開発以前、トヨタは独自のアナログ方式で仕入れ先や当該部品の情報、納入場所等を管理していました。
その方式により、部品会社であるデンソーの現場の方々に多くの作業が発生しており、その負担を減らすためにコードの開発・導入に動いたのが野村さんでした。
道のり
その開発までの道のりは、ざっくり分けるとこんな感じ。
① 徹底的な現場分析
② 徹底的な社外ベンチマーク
③ 予算の確保(上の説得)
④ 仲間づくり
⑤ 開発
開発までの準備に、多くの時間や労力を費やしていることがわかります。
特に①や②は、本当に徹底的にされたことでしょう。
本当に成功された方は、地道な努力を圧倒的にされた方なんだなあと思いました。
日頃の自分に置き換えて、小さなことから地道に努力を重ねているか?常に問いかけたいと思います。
仲間づくりは、日頃の積み重ね
また、④では、たくさんの協力者が現れて、力を貸してくれました。
ただ、この協力者達はふいに現れたわけではありません。
想像ですが、この野村さんは日頃から人のために動き、人とのつながりを大切にする人だったのではないかと思います。
野村さんが一番の協力者でいることで、野村さんが困ったとき、助けが欲しいときに、必要な人が手を貸してくれるんだと思います。
つくづく、日頃の言葉や行いが大切ですね。
→②へつづく